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奈良の郷土食事のお話

奈良の郷土食事のお話



 いつも和のオーベルジュ柿本家のブログをお読み頂きありがとうございます。

本日は奈良の郷土料理のお話。

奈良では朝食に「茶粥」を食べる文化がございます。
茶粥文化は奈良や和歌山であるとされていますが、それは奈良が「茶」に深い縁があるからだと言われています。

奈良は今でもお茶の産地ですが日本における茶栽培は
9世紀初めに弘法大師(空海)が唐から茶の種子を持ち帰り、宇陀市の仏隆寺で播いたのが始まりといわれているそうです。
毎年3月に東大寺で行われる「修二会(お水取り)」は、1200年以上歴史があり
その練行衆の献立に「ごぼう(ゴボ)」「ゲチャ」と言うものがあります。
「ゲチャ」とは米をほうじ茶で煮て汁を取り去ったもの(茶飯の原点のようなもの)
「ゴボ」は茶粥の汁の多いものといわれており、1200年あるいはそれ以上前から、「茶粥」が食べられていたことが推測できるそうですよ。
奈良の茶粥文化は長い歴史があるようですね。


それゆえ「大和の朝は茶粥で明ける」といわれているほど「茶粥」は奈良の代表的な日常食になっているのでしょう。



当館でも朝食に「茶粥」をご用意致します。
当館の茶粥には隠し味としてアクセントを加えており、大変好評です。
隠れたアクセントは当日のお愉しみ♪

1日の始まりの食事である「朝食」もバリエーション豊かに品数多くご用意します。


 
2021/05/26

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