HOME» 柿本家のお知らせ »利き酒師が選ぶ~今飲んで頂きたい奈良の地酒~
柿本家のお知らせ
利き酒師が選ぶ~今飲んで頂きたい奈良の地酒~
利き酒師が選ぶ~今飲んで頂きたい奈良の地酒~
いつも 和のオーベルジュ 柿本家のブログをお読み頂きありがとうございます。
さて当館の主は「利き酒師」の資格を有しております。
自慢の会席料理に合う 奈良の地酒を季節でセレクトしております。
新酒のシーズンですので、今回仕入れる予定のお勧め地酒をご紹介します。
******今お勧めしたい 奈良の地酒******
◎睡龍
奈良県宇陀郡 久保本家酒造の日本酒
おだやかで落ち着きのある香りがします。そしてしっかりした旨味を持ちながらキレはとても良い。
新酒らしい荒い辛口で程よい酸も心地よい。
食中酒としてお勧め。食事をしながら楽しむことでさらにお酒が美味しく感じる、そんなタイプです。
◎大倉
新酒が出回る時期に差し掛かり、ここにきてようやく味が開いてまいりました、29BY
氷温熟成を経て、とげとげしさが丸みのある旨味に化けています。
一本芯のある旨味とシャープな酸味がバランス良く融合
直汲み由来のガス感が 後口をすっきりと締めます。
※BYとは
BYとはすなわち「Brewery Year」を略したもの。Breweryは日本語で「醸造」という意味なので、「Brewery Year」はそのまま「醸造年度」という意味になります。
29BY表記は、平成29年度に醸造された日本酒ということになるのです。
ちなみに日本酒の場合は「酒造年度」などど言う形で表記されることもあります。
このBYですが29BYと書かれていた場合、平成29年の1月から12月の間に造られた日本酒のことだと思われるでしょう。
しかし実際は違います。
29BYと書かれていた場合、「平成29年7月から平成30年6月の間」に醸造された日本酒のことを指すのです
◎アンフィルタード・サケ 山田錦 梅乃宿酒造
先日22日出荷された新酒。
純米吟醸のもろみを酒袋に詰め、槽(ふね)と呼ばれる昔ながらの搾り機にてゆっくりと搾った無濾過の生酒です。
無濾過の証である澱(おり)と共に、搾りたてのフレッシュな香りと味わいが楽しめます。
香りは比較的穏やかですがほんのり爽やかなニュアンスも感じられます。
優しい飲み口でバランスの取れた味わい。
リッチな要素はありつつも、軽やかさがあり、飲み心地よい仕上がりです。
今味わって頂きたい奈良の地酒をセレクトしております。
是非お料理に奈良ならではの日本酒を合わせてお楽しみ下さいませ。
2019/01/29 |